ニュースで明日23日(土)~25日(月)にかけ全国的に記録的な大寒波がやってくると報道されております。
日曜日には約40年ぶりとも言われる猛烈な寒気が大きく南下し、沖縄地方まで覆われる予想となっています。
さらに西日本では今まで経験した事のない、自然災害レベルの大雪となり水道や電気などのライフラインの停止に備え3日分の「食料・水・灯油」を22日(金)までに備えるようある気象会社大手のウエザーニューズは呼びかけています。
また、気圧配置も強い冬型の気圧配置となる為、強風にも注意が必要です。
ただ寒さの底は24日(日)で、先日発表された気象庁の1か月予報では1月末からは全国的に気温が高くなり、2月スタートには春を感じられそうとの事。
1月30日~2月5日の週は東日本~沖縄・奄美にかけて、高温に関する異常天候早期警戒情報も発表。
1月27日~の約1週間、気温が平年よりかなり高くなる見込みです。
沖縄に雪は降る?
沖縄地方には25日(月)辺りに850ha(上空およそ1,500m)で-6℃という、関東地方であれば雪を降らすような強い寒波が流れ込む予報、沖縄では雪が降るのではないかと話題になっております。
沖縄本島北部の予想最低気温は5~6℃。
気象庁の発表では「今週末の雪の限界は鹿児島」と発表されており、沖縄で雪が降る為には地上付近で―2℃以下になる事が条件となっています。
この事から沖縄地方で降る確率としては50%程度と思われます。
ちなみに沖縄で雪が降った記録は1977年2月17日、久米島で午前0時35分~0時40分までの5分間にみぞれを観測した1回のみです。
これは気象庁が観測を始めて以来の正式記録の中での話になりますが、琉球王朝時代の史書「球陽」には何度か雪が降ったとの記録があります。
冬型気圧配置が南日本へ移動
引用:バイオウエザーサービス
週末の予報天気図を見てみますと、雪の原因となる南岸低気圧が日本の東へ進んでいくことが分かります。
沖縄付近でこのような気圧配置になる事は稀で、大変珍しい気圧配置図になります。
大寒波への備えは?
それでは大寒波が来るにあたり、何を準備すればよいのでしょうか?
●自動車
雪国の方なら当たり前のスノータイヤですが、都市部の方や暖かい地域の方はノーマルタイヤの方がほとんどです。
また、四駆なら大丈夫だと思っている方も多いと思いますが、四駆は駆動力は高いですが制動力に関しては普通の車と同じです。
雪道で事故を起こしている四駆を結構見る事があります。
雪の日はできるだけ自動車で外出する事は避け、どうしても外出しないといけない時はタイヤをスノータイヤに履き替えるか、チェーンを巻いて乗るようにしましょう。
雪の日の事故は自分だけでなく周囲の人も巻き込んでしまう事が多いので十分に注意し、急ブレーキ急ハンドルは絶対にやめましょう。
●徒歩
徒歩の場合ですが、雪が降っている日や降った後は路面が凍結しすべり易くなっている事があります。
現在では靴に簡単に付けられる滑り止めが売っているので、それらを使用するのも効果的です。
また、歩くときはゆっくりと歩き足を垂直におろすようにすると転びにくくなります。
●水道
今回の様に夜間も寒い時間が続くと、水が水道管の中に留まった状態になる為、朝になると凍結して水道が出ない事態が多々あります。
この対策として水抜きしておくのが一番効果的と言われています。
水抜き作業の方法はコチラ
また、水道管を保温しておくことも効果があります。
タオルや保温材などをメーターボックスの中に入れ、メーター付近の水道管を保温します。
(濡れないようビニール袋などに詰めてから入れるようにしてください。)
引用:レオパレス21
最後に水を少量出しておく方法があります。
就寝前に少しだけ水を出して水が水道管の中に留まらない状態を作り防止する方法ですが、出した分の水道料金がかかりますのでご注意ください。
●電気
山間部はもちろんですが、都市部でも雪が原因(着氷)で停電は起こります。
また、停電が起こった際に大雪などで道路が通れず復旧作業ができずに長期間停電になったままという事例もありました。
雪国では暖房器具として「ガス式」や「灯油式」の暖房器具や調理器具を使用されている所が多いと思いますが、都市部では「電気式」の暖房器具や調理器具のご家庭が多く、停電時に使用できない状態になってしまう可能性があります。
極寒の中、暖房器具が無い状態で過ごすことは体調を崩す原因にもなり、体調を崩した際に大雪の影響で救急車も出動できない状況も考えられます。
電気のみではなく、他の代替エネルギー方式の器具も用意しておきましょう。
●電話
また、電話についてIP電話を使用されているご家庭も多いと思いますが、停電になると使用できなくなるため連絡が取れ無くなってしまいます。
IP電話は110番や119番等の緊急通報ができない為、災害に備える意味では従来の電話も併用するようにした方がいいでしょう。
みなさんも大寒波に備え、準備を急いでくださいね!