アメリカやロシア、中国の動きが活発になってきていることや、日本政府がミサイル攻撃があった場合の避難方法を発表し、いよいよ北朝鮮のミサイル発射の気運が高まってきました。
今回は狙われる可能性のある地域予想と東京に落ちた場合の被害シミュレーション、ミサイル発射の予想時期、避難方法についてまとめたいと思います。
狙われる可能性のある地域は?
恐らく北朝鮮はまず第一に韓国の首都であるソウルを狙うでしょう。
ソウルであれば北朝鮮国境から40㎞と近い場所にある為、ミサイルを使わずとも狙うことができます。
(北朝鮮の首都平壌は150㎞離れている。)
もしソウルを攻撃する場合、長射程火砲等600門あるといわれている火砲が一斉に火を噴き2500万人いるソウルの街は火の海と化すでしょう。
次に在日米軍基地が狙われると思いますが、こちらは射程1000キロのミサイルを使用し狙うと思われるのですが日本国内の在米軍基地は嘉手納基地(沖縄県)や佐世保基地(長崎県)、岩国基地(山口県)が射程距離圏内に入ります。
もし北朝鮮がミサイルの発射台を日本に一番近い東側に移動させると、横田基地(東京都)、横須賀基地(神奈川県)、三沢基地(青森県)がミサイル攻撃の射程圏内に入ってしまいます。
もちろん東京も射程圏内に入りますが、もし東京に12キロトンの核ミサイルが着弾した場合、死者は42万人、被害者は81万人と言われ、大阪に着弾した場合は死者48万人、被害者88万人と言われています
この12キロトン核ミサイルが炸裂した場合、爆心地から半径2.5キロは一瞬ですべてが消えてしまうという恐ろしい状況に。
また核ではなく生物兵器攻撃を受けた場合、死者だけでも180万人に達するといわれています。
文章で書いても分かりにくいと思うので、現代社会において水爆が着弾した場合の被害シミュレーション動画を見つけたので掲載します。
ミサイルの発射はいつ頃?
今までの北朝鮮のミサイル発射実験が行われた回数は9回ですが、発射実験を行った理由については以下の理由と言われています。
・アメリカやその他の国から食糧支援を受けたいから
・イランなど武器輸出を行っている国へ自国の技術の信頼性を示すため
・党大会などの大規模な式典を迎えるにあたり国民の士気上昇のため
などなど。
また、発射を行っている時期については他の国が軍事訓練を行っている時や天候不良は避けており、大きな行事や祝い事付近に行っています。
このことからアメリカの空母「カールビンソン」が北朝鮮に近づく時にはこれらの軍事行動は行わないと思われますが、4月25日の建軍節(朝鮮人民軍の創設記念日)が控えている為この付近に何かしらの軍事行動を起こすのではないかと思われます。
ミサイルが発射された時の避難方法は?
日本は北朝鮮から発射された弾道ミサイルが日本に飛来する可能性がある場合、全国瞬時警報システム(Jアラート)による情報伝達を行い国民に警報を出すようなシステムが整っています。
しかしミサイルの種類にもよりますが、ミサイルが発射されて5分~10分で着弾すると言われていますので、Jアラートを聴いた瞬間、もしくは聞く前に着弾しているかもしれません。
しかし避難方法を知っているのと知らないのとでは助かる確率が違いますので、ぜひ一度目を通されて訓練を実施しておいたほうが良いと思います。
基本的な行動として屋内退避を求め、屋内では爆風で割れたガラスを避けるため窓から離れるよう呼びかけている。
さらに、Q&Aでは、自動車の場合は停車して屋内退避▽高速道路など車外が危険なら停車して姿勢を低くする▽近くに着弾したら口と鼻をハンカチで覆い、密閉性の高い屋内や風上に避難
引用:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170422-00000070-san-pol
引用:http://www.kokuminhogo.go.jp/pdf/290421koudou2.pdf
以下に国民保護ポータルサイトで公表されている資料のリンクを貼っておきます。
発射を防げれば一番良いのですが、現状では難しい状況です。
有事が発生した場合速やかに行動し自分の命は自分で守れるようにしておきましょう!
警報の有無にかかわらず、近くで爆発があって初めて気づくでしょうし、それがミサイルか別のものかは結局、その場ではわからないことです。ただ、発射が事前にわかるのであれば条件次第ですが、距離があれば落下するところが流星のようにみえますから、それで対応すればよいでしょう。
爆発が近くであれば、基本は物陰に入るか、伏せることです。その第一は破片を避けることが目的であり、第二は衝撃波と爆風を避けることです。破片は比較的遠距離まで飛びます。爆発が遠くなら小さなものはあまり飛んできませんから爆発の方向をみて
大きな破片が飛んでくるのをみて避けることも可能です。衝撃波や爆風に対しては人間の身体は結構、強固です。比較的近距離でしか威力がありません。むしろ強固な建物でなければ、倒壊して下敷きになることがあります。一番良いのは壕に入ることです。大型爆弾や核爆弾ではこれらの効果以上に熱線の影響が大きくなりますから、陰に入ることが必要です。いずれにせよ至近距離や直撃を受ければどうしようもありません。
弾道ミサイルに化学弾頭や生物弾頭を使用するのは結構難しいことです。ないとは言いませんが、あまり心配する必要はないでしょう。なぜなら着弾時の熱で不活性化するからです。基本的に薬剤を直接浴びなければ、比較的症状は軽微です。
核なら話は別ですが、通常弾頭なら命中精度に比べて被害は軽微です。落雷に遭うようなものですから、極端に恐れる必要はありません。むしろ避難によりもたらされる休業や事故の方が影響が大きいです。
第二次世界大戦のロンドン市民を見習いましょう。彼らはV2号による被害をほとんど無視しました。至近距離に着弾しないかぎり影響はありません。それで右往左往することの方が有害です。