ECMWF(ヨーロッパ)、Windy(ウィンディー)、JTWC(アメリカ米軍)、気象庁で台風の最新予想が出ております。
最新予想によると本日21時頃から明け方にかけ九州の西側の海上を通過後、明日朝にはかんっ国へ上陸する予想が出ています。
気象庁によると6日朝、大型で非常に強い台風10号が勢力をやや弱め、鹿児島県では特別警報を発表する可能性は小さくなったと発表しました。
但し特別警報を発表する可能性は小さくなったものの、台風は7日にかけて北上し、非常に強い勢力で九州南部・奄美地方にかなり接近するため、引き続き、大雨・暴風・高波・高潮に警戒が必要としています。
台風10号のヨーロッパ・米軍・気象庁の要点 (-9月6日更新情報-)
Windy(ウィンディー)
●台風10号は6日9時頃奄美地方へ最接近し、その後22時頃に鹿児島県に最接近しながら北上を続け、7日2時に長崎県の五島列島を直撃、7日9時には韓国へ上陸する予想となっています。
ECMWF(ヨーロッパ)
●台風10号は9月6日頃奄美地方へ最接近し、7日朝には対馬海峡へ北上し、そのまま朝鮮半島に上陸する予想が出ています。
JTWC(米軍)
●台風10号 (ハイシェン)は6日15時に奄美地方に最接近し、7日3時には鹿児島県の西側を通過し15時には強い勢力を保ったまま韓国へ上陸する予想が出ています。
JMA(気象庁)
●大型非常に強い台風10号 (ハイシェン)は奄美大島の南東約150kmにあって北へ25km/h(13kt)の速さで進んでおり、中心の気圧は925hPa、最大瞬間風速は70m/s(135kt)となっています。
25m/s以上の暴風域は南東側 280km(150NM)、北西側 165km(90NM)の範囲、15m/s以上の強風域は南東側 600km(325NM)、北西側 440km(240NM)となっています。
今後7日6時には非常に強い勢力のまま対馬市の南西約90kmに位置し、中心の気圧は940hPa、中心付近の最大瞬間風速は60m/s(120kt)となっています。
各国の進路予想
●各国とも同じような進路を取る予想となっており、奄美地方を通過後東シナ海を北上し、朝鮮半島に向かう予想となっていますが、韓国の予想のみ東寄りの予想で長崎県に上陸する予想となっています。
※詳しくは下記記事内情報をご確認ください。
Windy(ウィンディー)予想 台風10号情報
Windy(ウィンディー)の予想では、台風10号は6日9時頃奄美地方へ最接近し、その後22時頃に鹿児島県に最接近しながら北上を続け、7日2時に長崎県の五島列島を直撃、7日9時には韓国へ上陸する予想となっています。
ECMWF(ヨーロッパ)予想 台風10号情報
ECMWFの予想では、台風10号は9月6日頃奄美地方へ最接近し、7日朝には対馬海峡へ北上し、そのまま朝鮮半島に上陸する予想が出ています。
JTWC(米軍)台風10号情報
JTWC(米軍)の台風10号の最新予想では6日15時に奄美地方に最接近し、7日3時には鹿児島県の西側を通過し15時には強い勢力を保ったまま韓国へ上陸する予想が出ています。
注意)時刻表記が協定世界時(文中表記はZ)となっているので、日本時間に直す際は+9時間して下さい。
ちなみにこの「HIGH」「MEDIUM」「LOW」に関して、以下の様に区分されています。
気象庁 台風10号予想進路図
大型非常に強い台風10号 (ハイシェン)は奄美大島の南東約150kmにあって北へ25km/h(13kt)の速さで進んでおり、中心の気圧は925hPa、最大瞬間風速は70m/s(135kt)となっています。
25m/s以上の暴風域は南東側 280km(150NM)、北西側 165km(90NM)の範囲、15m/s以上の強風域は南東側 600km(325NM)、北西側 440km(240NM)となっています。
今後7日6時には非常に強い勢力のまま対馬市の南西約90kmに位置し、中心の気圧は940hPa、中心付近の最大瞬間風速は60m/s(120kt)となっています。
引用:気象庁
台風10号 各国機関台風進路予想図
各国の台風10号進路予想は各国とも同じような進路を取る予想となっており、奄美地方を通過後東シナ海を北上し、朝鮮半島に向かう予想となっていますが、韓国の予想のみ東寄りの予想で長崎県に上陸する予想となっています。
各国気象機関略称
・HONG KONG(HKO)・・・香港天文台 ・USA(JTWC)・・・ 米軍合同台風警報センター ・JAPAN(JMA)・・・気象庁 ・BEIJING(NMC)・・・国家気象中枢 (国連各加盟国・地域における中核的な気象機関) ・TAIWAN(CWB)・・・台湾中央気象局 ・KOREA(KMA)・・・大韓民国気象庁 ・PHILI(PAGASA)・・・フィリピン大気地球物理天文局 |
その他ツイッターでの情報
ウエザーニューズ
大型で非常に強い台風10号が奄美本島付近を通過して九州に接近。九州や中四国西部でも台風の接近に伴って徐々に雨風が強まります。午後は暴風雨のエリアが南から徐々に拡大していき、災害の発生、沿岸部では高潮にも最大限の警戒が必要です。 pic.twitter.com/i2IQ66MTL7
— ウェザーニュースLiVE (@wni_live) September 5, 2020
JTWC(合同台風警報センター)とはどんな機関?
合同台風警報センター(ごうどうたいふうけいほうセンター、JTWC; Joint Typhoon Warning Center)は、アメリカ海軍とアメリカ空軍がハワイ州真珠湾海軍基地の海軍太平洋気象海洋センターに共同で設置した機関です。
ECMWF(ヨーロッパ中期予報センター)とはどんな機関?
ECMWF(ヨーロッパ中期予報センター)は、1975年に設立された世界気象機関と同じ国際機関でイギリスに本部があります。
JTWCとの一番の違いは、JTWCが5日間予報に対し、ECMWFは10日間予報という点で、世界一の数値予報精度といわれています。