JTWC(アメリカ米軍)、気象庁、ECMWF(ヨーロッパ)の台風14号に関する最新情報をお伝えします。
台風14号のヨーロッパ・米軍・気象庁の要点 (-9月10日更新情報-)
Windy(ウィンディー)
●台風14号の予想では12日の夜には石垣島に接近後北上を続け、上海付近に停滞し、16日には進路を東へ変え、17日夕方には鹿児島県へ上陸する予想が出ています。
その後さらに東へ進み、18日朝には関西から東海地方の南海上を東進し、夜には関東地方へ最接近する予想が出ています。
ECMWF(ヨーロッパ)・GFS(NOAA)
●ECMWFの予想では
13日深夜に台湾を通過し、14日から16日まで上海付近で停滞し、その後進路を東へ変え17日から18日にかけ鹿児島へ上陸し、19日には関東地方へ接近する予想が出ています。
GFSの予想では13日に台湾付近を北上し、17日から18日にかけ鹿児島へ上陸し、19日には関東地方の南海上へ離れていく予想となっています。
JTWC(米軍)
●台風14号最新予想では12日9時に台湾へ上陸し、15日15時には上海付近で進路を東へ変える予想が出ています。
JMA(気象庁)
●台風14号最新予想では猛烈な台風14号は10日21時現在フィリピンに位置し中心気圧は910hPa、最大瞬間風速は85m/s(165kt)で、12日21時には中心気圧が930hPaの強さで石垣島の西約170kmに位置し、15日21時には東シナ海に進む予想となっています。
各国の進路予想
●台風14号の予想は各国とも上海沖で進路を東へ変える予想となっています。
日本近海の海水温
日本近海の海水温は30℃前後と高いことから日本へ接近しても勢力は衰える可能性は低いと考えられます。
※詳しくは下記記事内情報をご確認ください。
Windy(ウィンディー)予想 台風14号情報
Windy(ウィンディー)の台風14号の予想では12日の夜には石垣島に接近後北上を続け、上海付近に停滞し、16日には進路を東へ変え、17日夕方には鹿児島県へ上陸する予想が出ています。
その後さらに東へ進み、18日朝には関西から東海地方の南海上を東進し、夜には関東地方へ最接近する予想が出ています。
ECMWF(ヨーロッパ)・GFS(NOAA)予想 台風14号情報
ECMWF(画像左)の予想では13日深夜に台湾を通過し、14日から16日まで上海付近で停滞し、その後進路を東へ変え17日から18日にかけ鹿児島へ上陸し、19日には関東地方へ接近する予想が出ています。
GFS(画像右)の予想では13日に台湾付近を北上し、17日から18日にかけ鹿児島へ上陸し、19日には関東地方の南海上へ離れていく予想となっています。
JTWC(米軍)台風14号情報
米軍アメリカ海軍(JTWC)の台風14号最新予想では12日9時に台湾へ上陸し、15日15時には上海付近で進路を東へ変える予想が出ています。
注意)時刻表記が協定世界時(文中表記はZ)となっているので、日本時間に直す際は+9時間して下さい。
ちなみにこの「HIGH」「MEDIUM」「LOW」に関して、以下の様に区分されています。
気象庁 台風14号予想進路図
気象庁の14号予想では猛烈な台風14号は10日21時現在フィリピンに位置し中心気圧は910hPa、最大瞬間風速は85m/s(165kt)で、12日21時には中心気圧が930hPaの強さで石垣島の西約170kmに位置し、15日21時には東シナ海に進む予想となっています。
引用:気象庁
台風14号 各国機関台風進路予想図
各国の台風14号最新予想は各国とも上海沖で進路を東へ変える予想となっています。
各国気象機関略称
・HONG KONG(HKO)・・・香港天文台 ・USA(JTWC)・・・ 米軍合同台風警報センター ・JAPAN(JMA)・・・気象庁 ・BEIJING(NMC)・・・国家気象中枢 (国連各加盟国・地域における中核的な気象機関) ・TAIWAN(CWB)・・・台湾中央気象局 ・KOREA(KMA)・・・大韓民国気象庁 ・PHILI(PAGASA)・・・フィリピン大気地球物理天文局 |
その他ツイッターでの情報
ウエザーニューズ
【台風情報】猛烈な勢力の台風14号(チャンスー)は次第に北よりに進路を変え、沖縄に近づくおそれがあります。来週は日本列島に影響する可能性もあり、今後の進路に注意が必要です。https://t.co/hib9SGqqqa pic.twitter.com/71qbUcXXbX
— ウェザーニュース (@wni_jp) September 10, 2021
JTWC(合同台風警報センター)とはどんな機関?
合同台風警報センター(ごうどうたいふうけいほうセンター、JTWC; Joint Typhoon Warning Center)は、アメリカ海軍とアメリカ空軍がハワイ州真珠湾海軍基地の海軍太平洋気象海洋センターに共同で設置した機関です。
ECMWF(ヨーロッパ中期予報センター)とはどんな機関?
ECMWF(ヨーロッパ中期予報センター)は、1975年に設立された世界気象機関と同じ国際機関でイギリスに本部があります。
JTWCとの一番の違いは、JTWCが5日間予報に対し、ECMWFは10日間予報という点で、世界一の数値予報精度といわれています。