台風14号(モラヴェ)がJTWC(米軍合同台風警報センター)及び気象庁の発表で父島の東南の海上で発生しました。
昨日夕方頃の気象庁発表では熱帯低気圧(b)とされておりましたが、8月8日19時に中心の気圧は998hPa、中心付近の最大風速は18m/s(35kt)で台風14号(モラヴェ)に認定されました。
10日3時の予想では中心の気圧は990hPa、中心付近の最大風速は23m/s(45kt)となる予想です。
ECMWF(ヨーロッパ中期予報)では8/12頃、関東地方に再接近する予想となっていますが、上陸は無く北太平洋側へ抜ける予想となっておりますが、進路が北よりになる可能性はあり、この場合関東地方に上陸する恐れがあります。
米アメリカ海軍(JTWC)発表 台風14号たまご予想進路
注意)時刻表記が協定世界時(文中表記はZ)となっているので、日本時間に直す際は+9時間して下さい。
リンク:http://www.usno.navy.mil/JTWC/
台風14号各国機関台風進路予想図
各国気象機関略称
・HONG KONG(HKO)・・・香港天文台 ・USA(JTWC)・・・ 米軍合同台風警報センター ・JAPAN(JMA)・・・気象庁 ・BEIJING(NMC)・・・国家気象中枢 (国連各加盟国・地域における中核的な気象機関) ・TAIWAN(CWB)・・・台湾中央気象局 ・KOREA(KMA)・・・大韓民国気象庁 ・PHILI(PAGASA)・・・フィリピン大気地球物理天文局 |
Weather Underground台風14号予想進路
Werater Undergroundの予想ではTyphoon Category1(風速32.7m/s)に届かないTropical storm(風速17.2m/s~24.5m/s)のまま日本を離れていく予想です。
気象庁発表 台風14号予想進路
一方米軍アメリカ海軍(JTWC)の衛星写真では、現在監視対象の熱帯低気圧はありません。
※TY13Wは「台風13号」、TD15Wは「台風14号」をあらわしていますが、TD15W(台風14号)はJTWC的にはまだTyphoonとは認定されていません。
ちなみにこの台風の認定の方法(国際&日本規格)、「HIGH」「MEDIUM」「LOW」に関して、以下の様に区分されています。
※「台風」と「タイフーン(typhoon)」の違いですが、日本(気象庁)では最大風速が17.2m/s(34knots)以上になった熱帯低気圧を「台風」と定義しますが、国際的基準では最大風速が37.2m/s(64knots)以上になった熱帯低気圧を「タイフーン(typhoon)」と定義しています。
また、「台風」と「熱帯低気圧」の違いは風速のみで、雨に関しては全く関係ありませんので、台風ではないからといって、絶対に油断はしないようにして下さい!
過去には弱い熱帯低気圧 (Tropical Depression)による大雨が原因玄倉川の中州でキャンプをしていた方達が流され、子供を含む13名が死亡する玄倉川水難事故という大事故が発生しています。
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