JTWC(アメリカ米軍)、気象庁、ECMWF(ヨーロッパ)の台風13号(バビンカ)のたまごの米軍やwindy(ウィンディー)、各国の最新台風情報関する最新情報をお伝えします。
台風13号(2024)のヨーロッパ・米軍・windy(ウィンディー)・気象庁の要点 (-9月6日更新情報-)
Windy(ウィンディー)
Windy(ウィンディー)の台風13号の予想では9月15日までの10日間予報では発生の兆候はないと予想しています。
Weather Underground
Weather Underground社の予想ではまだ台風13号の予想は出ていません。
ECMWF(ヨーロッパ)・GFS(NOAA)
ECMWFの台風13号の予想では9月15日までの10日間予報では発生の兆候はないと予想しています。
GFSの台風13号予想では9日ごろから日本のはるか南の海上で熱帯低気圧が発生し、北上しながら発達を続け、9月15日には968hPaの勢力で沖縄へ向かう予想が出ています。
JTWC(米軍)
米軍アメリカ海軍(JTWC)の台風13号予想は、現在TS12WとTS13Wと書いてある赤丸の熱帯低気圧がありますがこれはそれぞれ台風11号と台風12号になります。これ以外の熱帯低気圧は見られないので今のところは台風13号の発生予想は出ていません。
JMA(気象庁)
気象庁の予想では台風11号と台風12号は観測されておりますが、台風13号のたまごとなる熱帯低気圧は観測されていません。
各国の進路予想
各国の台風13号最新予想は台風が発生していない為発表されておりません。
日本近海の海水温
日本近海及び台風発生海域の海水温は30℃前後と台風が発生する目安と言われている26~27℃を大きく超えているため、これからもいつ発生し発達してもおかしくない状況です。
また、発生後は日本近海の水温も高い事から台風の発達の素となる水蒸気も豊富にあり、勢力を落とさずに接近上陸する可能性が高いです。
※詳しくは下記記事内情報をご確認ください。
台風13号(2024)Windy(ウィンディー)予想
Windy(ウィンディー)の台風13号の予想では9月15日までの10日間予報では発生の兆候はないと予想しています。
【2024年9月15日予想図】
ちなみにWindyはチェコにある気象情報会社で、ECMWF(ヨーロッパ)やJTWC(米軍)の情報をリアルタイムに世界中に配信しています。
台風13号(2024)Weather Underground予想図
Weather Underground社の予想ではまだ台風13号の予想は出ていません。
台風13号(2024)ECMWF(ヨーロッパ)・GFS(NOAA)予想
ECMWF(画像上)の台風13号の予想では9月15日までの10日間予報では発生の兆候はないと予想しています。
GFS(画像下)の台風13号予想では9日ごろから日本のはるか南の海上で熱帯低気圧が発生し、北上しながら発達を続け、9月15日には968hPaの勢力で沖縄へ向かう予想が出ています。
【ECMWF 2024年9月15日予想図】
【GFS 2024年9月15日予想図】
台風13号(2024)JTWC(米軍合同台風警戒センター)の熱帯低気圧情報
ここでJTWC(米軍合同台風警戒センター)の熱帯低気圧情報の見方を含めながら確認していきます。
まず各アルファベットの見方です。
TD→Tropical Depression(熱帯低気圧、台風のたまご)
TS→Tropical Storm(熱帯暴風雨、日本では台風)
TY→Typhoon(台風)
STY→Super Typhoon(スーパー台風)
RMNTS→Remnants(形跡)
画像内にある赤矢印はTD、TS、TYで注意が必要なものになります。
TSは日本の基準では台風になりますが、アメリカ基準ではまだ台風の強さとは認められていないものになります。
現在TS12WとTS13Wと書いてある赤丸の熱帯低気圧がありますがこれはそれぞれ台風11号と台風12号になります。これ以外の熱帯低気圧は見られないので今のところは台風13号の発生予想は出ていません。
ちなみに今後の発達状況によって丸の色「HIGH」「MEDIUM」「LOW」に関して、以下の様に区分されています。
台風13号(2024)JTWC(米軍合同台風警戒センター)情報
台風が発生すると以下のような詳しい進路予想が掲載されます。
※今回はまだ台風にはなっておらず情報が発表されていない為、サンプルとして異なる台風の画像を掲載しています。
まず日本の気象庁の台風進路予想を見る事が多い私たちにとって、赤色点線で表示されているラインが予報円だと思いがちですが、JTWC(米軍合同台風警戒センター)の予想図は違います。
赤点線は何を表しているかというと、風速34ノット(17m/s)以下の強風が吹くと見られるエリアになり、米軍船舶回避エリアを表しています。
つまり予想の振れ幅を表示していない=進路をはっきりと表しているというなんとも男らしい台風予想進路図になっています。
次に一番外側の明るい赤色の実線のエリアですが、これは風速34ノット(17m/s)以上の強風が吹く可能性がある範囲を表しています。
次に外から2番目の濃い茶色の実線のエリアは風速50ノット(25m/s)以上、一番内側のピンク色の実線エリアは風速64ノット(32m/s)以上の暴風エリアを表しています。
さて、ここでお気づきの方もいらっしゃると思いますが、日本で一番といっても良いほど重要視されている中心気圧表示がないと思いませんか?
これはJTWCの情報はあくまで軍事用の気象情報であり、強さがどうのというより船にとって重要な風や波に関する情報をシンプルに分かりやすく表示しています。
現在は台風12号が発生していないので進路予想は発表されていません。
注意)時刻表記が協定世界時(文中表記はZ)となっているので、日本時間に直す際は+9時間して下さい。
台風13号(2024)気象庁台風予想進路図
気象庁の台風予想では台風11号と台風12号は観測されておりますが、台風13号のたまごとなる熱帯低気圧は観測されていません。
引用:気象庁
台風13号(2024)各国機関台風進路予想図
各国の台風13号最新予想は台風が発生していない為発表されておりません。
各国気象機関略称
・HONG KONG(HKO)・・・香港天文台 ・USA(JTWC)・・・ 米軍合同台風警報センター ・JAPAN(JMA)・・・気象庁 ・BEIJING(NMC)・・・国家気象中枢 (国連各加盟国・地域における中核的な気象機関) ・TAIWAN(CWB)・・・台湾中央気象局 ・KOREA(KMA)・・・大韓民国気象庁 ・PHILI(PAGASA)・・・フィリピン大気地球物理天文局 |
台風13号(2024)の名前の意味、つけ方は
台風の名前は今までアメリカ合衆国が人の名前を付けていましたが、日本含む14カ国で作る各国の政府間組織である台風委員会が2000年から北西太平洋または南シナ海で発生した台風にはアジア名を付けるという事を決めました。
全部で140個ある台風の名前ですが、わが国日本からは10個が登録されています。
その名前は「こいぬ・かじき・こと・こぐま・コンパス・とかげ・やまねこ・てんびん・やぎ・うさぎ・くじら」です。
皆さんもうお分かりでしょうが、これらは全て星座の名前から付けられています。
星座の名前を付けた理由としては人名や地名、企業名でない事から害を及ぼさない事と、空という天気とイメージがつながりやすいことから選ばれています。
ちなみに台風12号の名前「バビンカ」は21番目の名前で、マカオの言葉でプリンという意味の言葉になります。
台風に備える防災知識
台風は地震や火山の噴火と違い予想ができますので、事前に準備をする事が出来る災害です。
しかし、台風に備えるといっても何をすれば良いのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
ここで台風に備えるべく10個の防災ポイントをお伝えします!
非常用持ち出しグッズ
まず最低限必要になるのが非常用食料、水、薬関係、懐中電灯にラジオです。
赤ちゃんや子供がいるご家庭ではおむつやおしりふき、粉ミルクや離乳食などが追加で必要になります。
ある程度大きくなったお子さんであれば非常用品を詰めたキッズ用の防災セットも販売されていますので、それらを活用するのも手です。
避難場所・避難経路の確認を
備えも大事ですが、日ごろから災害が起きたときにどこに避難するのか、また、どのような経路で避難するかも含め、常日頃から意識して散歩をしたりするといいでしょう。
お子さんがいるお家では、一緒に散歩をすることで子供だけになってしまった場合でも、いざという時に役に立つのではないかと思います。
地域の防災マップも活用し、水を避けた避難ルートを決めておくことも大事です。
また、自治体が発行しているハザードマップを確認し、避難ルートの検討にも役立てましょう。
飛来しそうなものは早めに固定、移動する
台風は遠くにいるときから風が強くなってきますし、陸地に近づくにつれスピードも上がってきますので、早め早めの準備、対策が必要です。
風が強くなて来てから屋根に上るなどもっての外です。
飛来物が飛んでくる可能性もありますので、窓ガラスにはガムテープを貼り、万が一飛来物でガラスが割れても飛散しないような工夫(例えば簡単な部分で言えばカーテンを閉めるなど)が必要です。
雨戸がある家は風が強くなる前に雨戸を閉めるなどの対策もしておきましょう。
また、自分の家の外に出してあるものが飛んで、他の家に被害をもたらしてしまう可能性もありますので、風が強くなる前に飛びそうなものは家の中に移動するかしっかり固定し飛ばないように備えましょう。
浸水に対する対策
台風は風だけではなく雨も強いことが多いですが、雨が多くなると低い土地への浸水が発生します。
浸水に備えて有効なのが土嚢(どのう)ですが、土嚢は自治体によっては配布しているところもあるので、事前にお住いの自治体へ問い合わせて確認しておきましょう。
一見関係なさそうな気もしますが、側溝や排水溝が詰まっていると大雨が降った際に水があふれ冠水する原因になります。
冠水するといざとなった時に避難が困難になるだけでなく、道路と側溝の見分けがつかなくなり足がはまって流されたりケガをしたりする原因にもなります。
普段から側溝や排水溝の清掃をしっかりして水はけを良くしておきましょう。
この他にも水にぬれると電気で感電したりする可能性があるのでコンセントを抜いたり、家財類を2階へ移動したりすることも大事です。
ろうそくや発電機の準備
風で電線が切れる事も多々あり、現代生活は電気がないと生活できないくらいになっています。
まずは家の中が暗いと何もできないので、ろうそくやポータブルライトなど準備し、明かりを確保しましょう。(ライターなどの火をつける道具の準備も忘れずに)
ただ、ろうそく使用時の火災の発生も報告されていますので、火の取り扱いには十分に注意をしましょう。
この他にも電気が止まればオール電化の家では調理をすることやお湯を沸かすこともできない為、カセットコンロなどを用意するのも有効です。(スペア用のボンベも用意しておきましょう。)
この他にも燃料で動く発電機などを用意するのも非常に有効な対策になります。
ただし、家の中で使用したことによる一酸化中毒などの事故も発生していますので、換気には特に注意して使用しましょう。
スマホやモバイルバッテリーの充電
情報を入手するのに非常に大事なスマホやラジオですが、充電が切れてたら全く役に立ちません。
充電できるものは台風接近の前に全て満充電にし、停電に備えましょう!
水の確保
台風の大雨の影響でがけ崩れや山崩れが発生し、断水になる可能性があります。
人間食糧は無くても当分は生きる事ができますが、水がなくてはすぐに生きていけなくなります。
また、飲み水だけではなくトイレを流す水なども必要になってきますので、事前に浴槽いっぱいに生活用水用として水をためておくなどの対策も取っておきましょう。
外出はしない
台風の日に田んぼを見に行くと言って用水路に落ちたり、突風に飛ばされ命を落とす方が毎年発生しています。
台風接近中や通過後も警報・注意報が解除されるまでは家の外に出ないようにしましょう。
ネットが整備されている現代ではネットワークカメラなどを使用する事も有効な対策になります。
台風が過ぎてからも山や崖は水分を大量に含んで緩くなっている為、時間差で崩れてくることがあります。
山肌からの湧き水や地鳴りなど、普段と違う様子が見られたときはすぐにその場から離れ安全な場所に避難するようにしましょう。
交通機関の乱れ
会社や外出先で台風の最接近に重なってしまうと電車や飛行機が止まったりして帰宅できない状況が発生してしまいます。
学生さんなどはこうなると親御さんに迎えに来てもらわないといけない事になったりしますが、河川の増水や飛来物での事故などに遭う確率も高くなるので、事前に近くの親戚のお家などに帰る事が出来る方は事前にお願いするなど前もっての対策も取っておきましょう。
自分の心構えをしておきましょう
人は思ってもいないことに急に遭遇するとパニックを起こしてしまい正常な判断ができなくなってしまいます。
日ごろから避難訓練などをするのもいざとなった時にパニックにならないよう事前に想定して体が反応できるようにする為に行っています。
最悪の事態を想定し、最悪の事態になってもパニックにならないように常日頃から心がけを行いましょう。
台風13号(2024)その他X(旧ツイッター)での情報
ウエザーニューズ
台風13号に関連するポストはありません。
JTWC(合同台風警報センター)とはどんな機関?
合同台風警報センター(ごうどうたいふうけいほうセンター、JTWC; Joint Typhoon Warning Center)は、アメリカ海軍とアメリカ空軍がハワイ州真珠湾海軍基地の海軍太平洋気象海洋センターに共同で設置した機関です。
ECMWF(ヨーロッパ中期予報センター)とはどんな機関?
ECMWF(ヨーロッパ中期予報センター)は、1975年に設立された世界気象機関と同じ国際機関でイギリスに本部があります。
JTWCとの一番の違いは、JTWCが5日間予報に対し、ECMWFは10日間予報という点で、世界一の数値予報精度といわれています。