JTWC（米軍）、ECMWF（ヨーロッパ）、気象庁で台風21号(チェービー)の最新予想進路図が出ております。
【9月3日8時更新】
気象庁によりますと非常に強い台風21号(チェービー)は南大東島の東約240kmにあって北北西へ20km/h(11kt)の速さで移動しており、中心の気圧は935hPa、中心付近の最大風速は50m/s(95kt)となっています
4日6時には非常に強い勢力を維持しながら種子島の東約210kmに位置し、中心の気圧は945hPa、中心付近の最大風速は45m/s(85kt)となる予想となっています。
発達の峠は越えましたが、非常に強い勢力を保ったまま上陸する恐れが高いので、関西、東海、北陸地方の方は警戒が必要です。
台風21号 ECMWF(ヨーロッパ)予想
ECMWFの予想では、台風21号は9月3日～4日にかけ九州、沖縄地方の東海上を北上し、その後関西～東海地方へ上陸する予想が出ています。
ただ、ECMWF（ヨーロッパ）の予想は10日間予想なので予想時間が進むほど精度が落ちますので今後予想が変わる可能性があります。
JTWC（米軍）台風21号情報
JTWC（米軍）の台風21号予想では強い勢力のまま4日15時には京都に位置し、その後日本海へ抜ける予想が出ています。
注意）時刻表記が協定世界時（文中表記はZ）となっているので、日本時間に直す際は＋9時間して下さい。(例06/6Z→6日15時)
JTWCやECMWFの情報の詳細な見方を知りたい方は下記をご覧ください
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●ECMWFアジア台風情報（ヨーロッパ中期予報センター）の見方や精度！
気象庁 台風21号予想進路図
気象庁の21号予想では、4日午後には四国、関西地方へ上陸する予想が出ています。
引用：気象庁
台風21号 各国機関台風進路予想図
各国の進路予想は各国ともほぼ同じ進路となっており、四国・関西地方へ上陸後、日本海へ進む予想となっております。
各国気象機関略称
| ・HONG KONG(HKO)・・・香港天文台 ・USA（JTWC）・・・ 米軍合同台風警報センター ・JAPAN（JMA）・・・気象庁 ・BEIJING（NMC）・・・国家気象中枢 （国連各加盟国・地域における中核的な気象機関） ・TAIWAN（CWB）・・・台湾中央気象局 ・KOREA（KMA）・・・大韓民国気象庁 ・PHILI(PAGASA)・・・フィリピン大気地球物理天文局 |
台風の強さと大きさ
気象庁の基準では風速により「大きさ」と「強さ」が決められています。
「大きさ」は強風域の半径の大きさで決められています。
「強さ」は最大風速で決められています。
また、風速25m/s以上の風が吹いている（吹く可能性がある）区域を暴風域と決められています。
気象庁の発表している台風情報の中で「強い台風」と発表があった場合、その台風は、強風域の半径が500km未満で、中心付近の最大風速は33～43m/sで暴風域がある事を表しています。
ただし、大きさや強さを出さない場合があります。それは強風域の半径が500km未満の場合には大きさを、最大風速が33m/s未満の場合には強さを発表しません。
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