JTWC(米軍)、ECMWF(ヨーロッパ)で台風17号のたまごの最新予想進路図が出ております。
まだ正確な予報ではないですが、ECMWF(ヨーロッパ)では沖縄付近で発生、発達しその後九州地方へ接近、上陸する予想が出ていますので今後の台風情報にご注意ください。
尚、今回台風15号で大きな影響があった千葉県への影響はないと考えられます。
台風17号 ECMWF(ヨーロッパ)予想
ヨーロッパ(ECMWF)の予想では、台風17号のたまごは22日頃沖縄付近で急激に発達し、その後北上を続け23日頃九州地方へ接近、上陸する予想が出ています。
ただし、ヨーロッパ(ECMWF)の予想は10日間予想なので予想時間が進むほど精度が落ちますので今後予想が変わる可能性があります。
JTWC(米軍)熱帯低気圧情報(台風17号たまご)情報
米軍アメリカ海軍(JTWC)の衛星写真では95W「MEDIUM」判定の熱帯低気圧がありますが、こちらが台風17号のたまごとみられております。
ちなみに「LOW」判定の基準は監視対象であり、今後24時間以内に発達する可能性は高まっているが発達するには恐らく24時間以上かかるものと定義されています。
注意)時刻表記が協定世界時(文中表記はZ)となっているので、日本時間に直す際は+9時間して下さい。
ちなみにこの「HIGH」「MEDIUM」「LOW」に関して、以下の様に区分されています。
気象庁 台風17号予想進路図
気象庁の台風17号予想ではまだ詳細予想は出ておりません。
引用:気象庁
台風17号 各国機関台風進路予想図
各国の進路予想ですが、まだ台風になっていない為出ておりません。
各国気象機関略称
・HONG KONG(HKO)・・・香港天文台 ・USA(JTWC)・・・ 米軍合同台風警報センター ・JAPAN(JMA)・・・気象庁 ・BEIJING(NMC)・・・国家気象中枢 (国連各加盟国・地域における中核的な気象機関) ・TAIWAN(CWB)・・・台湾中央気象局 ・KOREA(KMA)・・・大韓民国気象庁 ・PHILI(PAGASA)・・・フィリピン大気地球物理天文局 |
【豆知識】台風の国際規格と日本の規格
皆さんは「台風」と「タイフーン」の違いについて疑問に思ったことはありませんか?
国際規格での「台風」と「タイフーン(typhoon)」の違いは、日本(気象庁)では最大風速が17.2m/s(34knots)以上になった熱帯低気圧を「台風」と定義しますが、国際的基準では最大風速が37.2m/s(64knots)以上になった熱帯低気圧を「タイフーン(typhoon)」と定義しています。
また、「台風」と「熱帯低気圧」の違いは風速のみで、雨に関しては全く関係ありませんので、台風ではないからといって、絶対に油断はしないようにして下さい!
熱帯低気圧だからと言って油断しないようにしましょう!