冬になると感染者が増える溶連菌感染症は、特に子供に発生が多い病気で、高熱、喉の痛み、発疹、舌へのできもの、リンパ節の腫れ…といった症状を引き起こします。
この病気は、溶連菌という菌が原因なのですが、発症すると合併症のリスクが多い危険な病気でもあります。
ですので、自己判断で治ったと服薬を止めずに、しっかり医師の診断に従って菌がいなくなるまで治療することが大切な病気です。
今回は、溶連菌感染症の治療に使われる薬や、有効な予防法について調べてみました。
かからない事が一番の予防ですから、しっかり予防するようにしてください。
溶連菌に効果的な薬は?
溶連菌感染症と診断されたら、腫れや痛みを抑えるための薬と、菌を殺すための抗生物質が処方されます。
症状にもよりますが、10日程度薬を飲むことが求められており、抗生物質としてはペニシリン系の抗生物質や、セフェム系抗生物質(メイアクトなど)を処方されることが多いようです。
溶連菌の治療のための抗生物質に副作用はある?
薬自体に副作用はありませんが、やはり体質によって薬に合う・合わないがあるので注意が必要です。
たとえば、ペニシリン系の抗生物質が体に合わない人はペニシリンショックという症状を引き起こす可能性も無くはありません。
一旦元気になった後で再度発疹などの症状が現れた場合は、病気が治っていないのではなく、抗生物質による副作用(いわゆる、薬疹)の可能性が高いので、自己判斷で薬を飲み続けるのではなく、すぐに担当医のところへ向かうようにしましょう。
溶連菌感染症の予防法
溶連菌は空気感染をすることはないと言われています。
では、どんな感染経路でうつるのかというと飛沫感染です。
感染者のくしゃみやつばなどでうつってしまうほか、菌を手で触ってしまって、そこから口に…という経口感染の可能性もあります。
感染初期に感染力が高いので、知らず知らずのうちに感染ってしまった…ということが多いそうです。(特に家族間での感染確率が高いので、小さいお子さんが複数いる家庭は要注意です!)
これを予防するためには、風邪やインフルエンザと同じく手洗いうがいをするのが一番ですので、食事前などにも習慣づけましょう。
咳や鼻水といった症状は出ないのですが、予防のためのマスクも有効です。
冬はうがい・手洗いがあらゆる病気を防ぐために最も大切ですよね!
子供と一緒に楽しく覚えられる手洗いの唄を見つけましたので、ぜひ覚えて一緒にしてみてください♪
急に寒くなり、空気も感染してきますから、自分の為にも子供の為にも気をつけて意識して予防をするよう努めましょう。
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まとめ
・溶連菌感染症は、特に子供に発生が多い病気で、高熱、喉の痛み、発疹、舌へのできもの、リンパ節の腫れ…といった症状を引き起こす。
・溶連菌感染症と診断されたら、腫れや痛みを抑えるための薬と、菌を殺すためのペニシリン系の抗生物質や、セフェム系抗生物質(メイアクトなど)が処方される。
・薬自体に副作用はありませんが、やはり体質によって薬に合う・合わないがあるので注意が必要。
・一旦元気になった後で再度発疹などの症状が現れた場合は、病気が治っていないのではなく、抗生物質による副作用(いわゆる、薬疹)の可能性が高いので、すぐに病院を受診する。
・菌は飛沫感染する事が多いので、風邪やインフルエンザと同じく手洗いうがいをする事が一番の予防法。