ノロウイルスは空気感染する?その感染経路とは?

冬になると感染症インフルエンザと並んでノロウイルスが流行しますが、私も以前、カキ等食べていないのに、どこからウイルス感染したのかわかりませんが、知らず知らずのうちに感染したことがありました。

その時の症状の苦しみと言ったら、今までの人生で一番苦しかったかもしれないと思うくらいのキツさでした(汗)

今日はこのノロウイルスの感染について調べてみました!

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ノロウイルスとは?

非細菌性急性胃腸炎を引き起こすウイルスの一属で、カキなどの貝類の摂食による食中毒の原因になったり、感染したヒトの糞便や嘔吐物、あるいはそれらが乾燥したものから出る塵埃を介して経口感染します。

1968年、アメリカ合衆国オハイオ州ノーウォークの小学校において集団発生した地名から、「ノーウォークウイルス (Norwalk virus)」と命名されているようです。

感染すると「お腹の風邪」と言われるように、お腹にダメージが出ます。

感染から発病までの潜伏期間は12時間~72時間(平均1~2日)と大変短く、症状が収まった後も便からのウイルスの排出は1~3週間程度続くようです。

主な症状は、嘔吐・下痢・発熱で、突発的な激しい吐き気や嘔吐、下痢、腹痛、悪寒、38℃程度の発熱で、嘔吐の数時間前から胃に膨満感やもたれを感じる場合もあるようです。

ノロウイルスの感染経路は?

現状、2パターンの経口感染が考えられています。

●飲食物からの感染(感染型食中毒)


貝類や、ウイルスを蓄積した食材、水道水、井戸水などがウイルスで汚染されていたものを摂取して感染。

●ヒトからヒトへの感染


・感染者の糞便や吐瀉物から便器、公共的な場所でのドアや、エレベータボタンなど手を介しての感染。

・感染者の糞便や吐瀉物に排出されたウイルスが付着し、飛散した飛沫から空気感染。

・感染者が十分に手を洗わず調理した食品を食べて感染。

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ノロウイルスの予防方法は?

2010年時点で、ノロウイルスのワクチンが開発されていませんし、感染した人の免疫も1~2年でなくなるので、誰がいつ感染してもおかしくないウイルスと言えます。

しかし最近になって母乳成分であるラクトフェリンがノロウイルス予防に効果があるとの研究結果が注目されてきています!

母乳成分ラクトフェリンがノロウイルス予防に!ダイエットには効果なし?

衛生面で感染者の糞便や嘔吐物があった場合は、完全に消毒してウイルスの拡散を防ぐ必要があります。

嘔吐物の正しい処理の仕方を紹介した、介護施設職員向けの教育動画がありましたので、参考にして頂ければと思います。

【動画】実践で学ぶ嘔吐物処理

食品の場合、ノーウォークウイルスは85℃以上1分間以上の加熱によって感染性を失うため、特にカキなどの食品は中心部まで充分加熱することが食中毒予防に重要ポイントになります。

この冬、何度となく、ノロウイルスのニュースを聞くことになると思いますが、流行し始めたら、食品は加熱していないものは避けたり、手や口、鼻などから、ウイルスが侵入しないように衛生面に気を付けて過ごす必要があります。

まず、感染しないこと、そして周りの人に感染させないことを考えて冬を乗り切っていきましょう!

もし家族が感染してしまったら、こちらのノロウイルスの予防法やもし家族が感染したら?をチェックして下さい!