ノロウイルスに感染した時、数日間起き上がることができず、”寝る”と”トイレ”を繰り返した生活を送ったことがあります。
症状が比較的楽になった時に病院に診察にいき、大人でもこんな有様でしたが、もし子供が感染してしまったら、いったいどうなるんでしょう?
ノロウイルスに感染した場合、大人と子供で、どのように異なるのか調べてみました。
ノロウイルスの症状ってどんなもの?
ノロウイルスの潜伏期間は12時間~72時間で、症状としては最初に微熱が出始めます。
これがある意味、感染した予兆という感じで、次に来る特徴は、”吐き気や嘔吐、腹痛”と、徐々に悪化していきます。
症状も完全にウイルスが排除できるまで1~3週間程度続くようです。
大人でもかなりきつい症状でしたが、体力的に弱っている方やご高齢者は感染に注意が必要となります。
さらに今年は新型が出現しており、病原性はこれまでと変わりませんが、抗体や免疫が殆どの人が無いため感染がこれまで以上に拡大する可能性があります。
人間が感染するノロウイルスの遺伝子型は約30種類あり、主に流行していたのは「GII・4」という型。しかし、昨年3月に「GII・17」という遺伝子型の変異株が初めて川崎市内で検出された。市内では1~6月に新型が36人から見つかったのに対し、GII・4は17人だった。
引用:朝日新聞デジタル
大人と子供で感染元の違いがあるのか?
大人の場合、子供が感染した糞便や嘔吐物から感染してしまうケースが多いようです。
そのため、被害拡大にならないように感染源の後始末は徹底的に行わなければなりません。
やり過ぎと言われるかもしれませんが、マスクや手袋と言った装備で感染が起こらないように、ご家庭内での拡散防止に努めなければなりません。
子供の場合、幼稚園、小学校などでクラス内での蔓延から感染してしまうケースがあり、感染者や欠席者が多いときは学級閉鎖にて対処することもあります。
そのため子供に対しては常に手洗い、うがいなどインフルエンザ予防と同等の習慣をつけさせることが大事です。
また、クラス内で、手からの接触感染を防ぐために、学校でよく触れる場所は、清潔に保つ必要があります。
大人と子供で症状の違いがあるのか?
大人と子供で比べると、子供の方が大変危険な状況になることがあります。
子供は体力的に弱いのでウイルスに対する抵抗力があまりありません。
最初の数日間が一番重い症状になるので、この数日間は注意深く見守る必要があり、重い症状の時は、食欲がなくなり食事を受け付けなくなります。
食事や飲料は吐いてしまう可能性が高いので、水分が不足がちになり脱水症状に陥るリスクがあります。
重度の脱水症状では、生命の危険も伴いますので吐いてしまっても良いので、水分補給だけは常に忘れずに行ってください。
その後、症状が改善し始めてから流動食を与えて体力の回復を行います。
大人でもつらい症状が出るノロウイルス。
まして子供の場合は体力的にも大人より症状が重くなる可能性が高いので、子供が感染しないように見守る必要があります。
家の中を衛生的にしたり、子供への手洗い、うがいの習慣を付けさせて、感染しない環境を作っていく必要があります。
最近になって母乳成分であるラクトフェリンがノロウイルス予防に効果があるとの研究結果が注目されてきています。
→母乳成分ラクトフェリンがノロウイルス予防に!ダイエットには効果なし?
下記記事にて、消毒方法や、消毒液をご家庭で作る方法を紹介しておりますので、参考にしてください。