ノロウイルスと似た名前で、”ロタウイルス”があります。
これからの時期に流行する可能性があり、放っておくと乳幼児は重症化する恐れもありますので、予防接種ワクチンや感染ルート、症状等ノロウイルスとどんな違いがあるのか調べてみました!
ロタウイルスとノロウイルスの違いは?
<ロタウイルス> | <ノロウイルス> | |
流行時期 | 冬の終わりから春先 | 冬(12月~1月がピーク) |
症状 | 突然の下痢と嘔吐、発熱。 | 嘔吐・下痢・38℃程度の発熱で、突発的な激しい 吐き気や嘔吐、下痢、腹痛、悪寒 |
潜伏期間 | 24~72時間 | 12時間~72時間 |
感染ルート | 経口感染 | 経口感染、空気感染 |
感染力 | 弱い | 強い |
予防接種 | あり | なし |
ロタウイルスはノロウイルスと違って感染力はあまり強くないといわれていますが、同等レベルで対策を行うこと必要があります。
また、予防接種ができるので、事前に対策が取れるようです。
もし嘔吐してしまった場合、家族への二次感染を防ぐためにも以下の動画を参考に処理して下さい。
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ロタウイルスの感染ルートは?
ウイルスのついたものを口にしてしまうことで、感染してしまうようです。
乳幼児の場合、いろいろなものをなめたり口にしたりするので、身のまわりに関しては常に清潔にしておかなければなりません。
ロタウイルスの乳幼児対策で必要なことは?
乳幼児がロタウイルスに感染すると、吐いてしまうことがあります。
そのため、体の水分が成人より多い乳幼児は、脱水症状になりがちです。
市販の経口補水液や、病院で処方されるソリタ顆粒などで体に吸収されやすい飲み物を与えて脱水症状の防止に努める必要があります。
脱水症状が進行すると、生命への危険性が高まるので、注意してください。
ロタウイルスの予防接種は有効か?
ノロウイルスと違ってワクチンがあるので、これを接種して予防対策をとることができます。
このワクチンは、重症ロタウイルス下痢症乳児の大幅な減少成果があり、有効とされています。
生後6週から任意接種でロタウイルスワクチンが接種できるので、乳幼児がいるご家庭では予防接種の一環で接種することも検討してみるのも良いかもしれません。
ロタウイルスのワクチンの副作用が心配
1990年代に使用されていたワクチンの副作用として腸重積が多発したことが報告されていたようです。
しかし、2006年頃以降、ワクチンと腸重積との関連性は無いとの見解が出ているため、副作用については無いものと考えられています。
乳幼児がいるご家庭では、ワクチンの接種も検討してください。
冬は、さまざまな病気が流行しがちでもあります。
ウイルスの流行は、拡散次第で大きな社会現象にも発展する可能性があるので、一人ひとりが拡散防止に努める必要があります。
そのため、ウイルスに関しての適格な予防法や、対策を理解して、望んでいく必要があります。
まとめ
・ロタウイルスはノロウイルスと違って感染力はあまり強くないといわれていますが、同等レベルで対策を行うこと必要。
・ウイルスのついたものを口にしてしまうことで、感染してしまうので乳幼児には特に気を付ける。
・体の水分が成人より多い乳幼児は、脱水症状になりがちなので、市販の経口補水液や、病院で処方されるソリタ顆粒などで、体に吸収されやすい飲み物を与えて脱水症状の防止に努める。
・ワクチンと腸重積との関連性は無いとの見解が出ているため、副作用については無いものと考えられている。