千葉涼子さんは女流四冠と呼ばれる名人戦、王将戦、王位戦、倉敷藤花すべてのタイトルに挑戦している史上3人目の女流棋士です。
細身の身体に端正な顔つきで人気があり、「花の80年生まれ」とも呼ばれていましたし、「奨励会3人娘」とも呼ばれていました。
7回目の挑戦で悲願のタイトルを獲得し、防衛にも成功しています。
今回はそんな女王の座についたことのある女流棋士、千葉涼子さんをご紹介いたします。
千葉涼子さんのプロフィール
名前 | 千葉涼子さん(ちば りょうこ) 旧姓・碓井(うすい) |
生年月日 | 1980年4月21日 |
出身地 | 富山県中新川郡上市町 |
学歴 | 不明 |
所属 | 日本将棋連盟 |
師匠 | 桜井昇(8段) |
身長 | 不明 |
カップ | B~Cカップ |
女流棋士番号は35のち17。
かなり攻めが強い棋風でしたが、現在では攻守ともバランスのとれた棋風に変わっており、得意な戦法は居飛車です。
千葉涼子さんの経歴
千葉涼子さんは、まだ女流棋士と掛け持ちが可能だった事から、奨励会に在籍していた事もあり、矢内絵里子さん、竹部(木村)さゆりさんと共に「奨励会3人娘」と呼ばれていました。
1994年に女流育成会に入会し、同年の10月には女流2級となり、14歳の時に女流棋士としてプロ入りを果たしています。
1996年4月には女流1級に昇級、同年10月に女流初段に昇段しています。
1998年には女流二段に昇段。
2000年、第5回鹿島杯女流将棋トーナメントで優勝しています。
2002年には女流三段に昇段。
2003年には夫となる棋士、千葉幸生さんと結婚されています。
2005年、第27期女流王将戦で7回目のタイトル挑戦にして悲願のタイトル獲得し、2006年には第28期女流王将戦で初防衛しています。
2007年、第29期女流王将戦で敗退、タイトルを失いました。
その後2010年には長女が誕生し、2011年、女流四段に昇段。
とにかく抜群の頭の回転の良さを誇っており、大盤解説の際には解説者の男性に鋭く突っ込んだり、解説者以上に先を読んで披露することが度々です。
ただし千葉涼子さんはメンタル面でむらがあり、それが対局に影響していると自他ともに認めています。
結婚してからはかなり改善されたそうですが、さらに精神面を鍛錬し、タイトル獲得を目指してほしいですね!
また、奨励会受験に際し必要だった入会金は父親に借り、入会後の女流棋戦の対局料で全額返済したというコツコツ真面目な性格。
千葉涼子さんのポテンシャルと真面目さがあれば二冠、三冠も夢ではありません。
今後のご活躍にも期待しております!
千葉涼子さん画像集
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引用:囲碁将棋画像ブログ,マイナビ女子オープン,MondayLesson講師日記,リコー杯女流王座戦中継ブログ
まとめ
・奨励会に在籍していた事もあり、矢内絵里子さん、竹部(木村)さゆりさんと共に「奨励会3人娘」と呼ばれていた。
・1994年に女流育成会に入会し、同年の10月には女流2級となり、14歳の時に女流棋士としてプロ入りを果たす。
・2003年には夫となる棋士、千葉幸生さんと結婚。
・2005年、第27期女流王将戦で7回目のタイトル挑戦にして悲願のタイトル獲得し、2006年には第28期女流王将戦で初防衛。
・2010年には長女が誕生。
・奨励会受験に際し必要だった入会金は父親に借り、入会後の女流棋戦の対局料で全額返済したというコツコツ真面目な性格。